禁煙外来(第50日)
第50日(11月19日・土曜日)
今回は「禁煙と肥満」について触れてみたい。「禁煙」と「肥満」をキーワードにしてネットで検索すると50万件を超える記事がヒットする。禁煙すると肥えるという風評が多いことを表しているのだろうか。
その理由(原因)としては例えば、ある記事では
1 喫煙によって味蕾(みらい)が麻痺して食事に味がなくなる。禁煙によって正常な 味蕾に戻り、食事がおいしくなって食べる量が増えてしまうから。
2 煙草を吸わないため、口が寂しいので甘いものなどを無意識のうちによく口にする結果、増えた間食で余剰カロリー摂取となるから。
3 禁煙によって「肥満者に多く見られる細菌」(2種類の腸内細菌)が増加し、肥満体になるから。
(概略 http://toxicosis.net/?p=132 による)。
また他の記事では禁煙と肥満なんて数字的にいうとそんな大袈裟なことではないとした上で、上記の理由(原因)に加えて
4 禁煙によって胃の調子が良くなり栄養分の吸収が促進されるため
5 禁煙からくるストレスを食べることで発散しようとするため
などとも説かれている。
(概略 http://www.sonykenpo.or.jp/hp21/tobacco/mame12.htm による)。
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日本人は国際的に見ても「痩せている」ことを良しとし、「肥満」を罪悪視する傾向が強過ぎるのではなかろうか。
それと特に若い女性の喫煙者の中には「痩せたい」という動機で喫煙を始められる方もおられると聞く。
私自身は今は高齢だが若い頃から元来食べること自体には(アルコールへの異常な興味を除いて)不思議なほど関心がなく生きてきた。間食もほとんどしない。アルコール好きだから当然「辛党派」で中年以降は極端に甘い物が苦手になったような気がする。それから歯質が良くないので食後は意識的に歯磨きをするので、その後に物を食べることに抵抗を覚えるのかもしれない。スポーツ(特に水泳)が趣味だけど、これは健康維持のためであって、運動をすることによってカロリーを消費しようという意識はない。
因みに過去3年間の私の「特定健診」の結果は下のとおり。
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要するに、煙草と関係なく普段の食生活とか運動が、たまたま「禁煙」という行動を理由に極端化した話しになっているだけであって、上の2つ目のネット記事の冒頭に数値を挙げて詳しく説明されているとおり、「禁煙と肥満なんて数字的にいうとそんな大袈裟なことではない」というのが結論ではなかろうか。
因みに、禁煙開始後50日が経過していますが、体重などに大きな変化はありませんよ。
それよりも(これは私自身に言い聞かせていることになるが)、禁煙を続けることによって得られるさまざまなメリットを楽しんだ方がストレスも溜まらず、前向きということではないでしょうかね。
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10年前の秋、好天にも恵まれましたが、ペットと一緒に宿泊できる
武田尾温泉の旅館に親子3人で始めて旅行しました。
電車も利用しました。
2004年の台風23号で落橋後に復旧した、武田尾温泉街にかかる赤い吊り橋
「武田尾橋」をバックに記念の写真を撮ってもらいました。
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