犬の十戒」というのをご存知でしょうか?

作者不詳の犬と生活する上での10の戒めが書かれた短編詩です。だいぶ前から、特にインターネットを通して、世界中に広がった、有名な英語の短編詩とのことで、”犬の10戒” として、世界の犬好きの心をとらえた短編詩です。

この「犬の十戒」を元に作られた「犬と私の10の約束」という映画が2008年に公開されました。私たちもこの映画を見て、それもひとつのきっかけで老犬介護を始めたのです。映画としての出来にはいろいろと評価もあったようですが、私たちにとっては、何気ない犬とのふれあいを通して、犬と一緒に暮らしていくことの意味、そして、犬にとっての飼い主さんの重要性を感じさせてくれた、明るく、楽しく、暖かいストーリーの中に、涙が自然に出てきてしまう、そんな作品でした。

 

犬の十戒」の短編詩の原文は英語で、世界中に広がる中で、場所によっては、文章も少しづつ変化してきたところもあるようです。ここでは、前記「犬と私の10の約束」の映画を通して紹介された内容でご紹介していきたいと思います。

犬をすでに家族として迎えている方はもちろん、これから犬を家族として迎えたい、という方にも、なにかしらご参考になる点があると思いますので、ぜひ、ご覧ください。

1.私と気長につきあってください。

Give me time to understand what you want of me.

2.私を信じてください。それだけで私は幸せです。

Place your trust in me. It’s crucial to my well-being.

3. 私にも心があることを忘れないでください。

Be aware that however you treat me I’ll never forget it.

4. 言うことを聞かないときは、理由があります。

Before you scold me for being lazy, ask yourself if something might be bothering me.

5. 私にたくさん話しかけてください。人の言葉は話せないけど、わかっています。

Talk to me sometimes. Even if I don’t understand your words,
I do understand your voice when it’s speaking to me.

6. 私をたたかないで。本気になったら私のほうが強いことを忘れないでください。

Remember before you hit me, I have teeth that could hurt you,
but that I choose not to bite you.

7. 私が年を取っても、仲良くしてください。

Take care of me when I get old.

8. あなたには学校もあるし友達もいます。でも、私にはあなたしかいません。

You have your work, your entertainment, and your friends. I have only you.

9. 私は10年くらいしか生きられません。だから、できるだけ私と一緒にいてください。

My life is likely to last 10 to 15 years. Any separation from you will be painful for me.

10. 私が死ぬとき、お願いです。そばにいてください。そして、どうか覚えていてください。私がずっとあなたを愛していたことを。

Go with me on difficult journeys.
Everything is easier for me if you are there. Remember I love you…..